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早いもので12月の中旬となり来年度の4月に向けての転職活動が活発化しております。このたびは号外ということで、2006年度の医師の転職の現状と来年(2007年度)の転職市場の予想をしてみたいと思います。
<2006年度の求人市場の総括について>
2006年の求人数については前年とそれほど変わりはなく、全国的に見ると医師不足の状態は続いていると思われます。ただ地域や科目によってはいろいろ変化が見られます。基本的に医師免許をもたれており、地域やその就業形態にこだわりがなければ職がないということはないと思いますが、それでも特定地域への就業にこだわる方や求人が少ない科目での転職をお考えの方などは転職を決意されるにあたって事前の注意が必要です。
それでは具体的な求人市場の状況について以下にまとめます。
1.地域的な傾向について
地域的な傾向において顕著なのはやはり都会(特に東京)対地方という構図です。
当社でもかなりの割合で東京都またはその周辺をご希望される先生が多いのですが、科目によっては求人がかなり限られるという傾向がございます。
したがって東京都それも近郊ではなくより都市中心部で転職をお考えの方は事前に求人のリサーチを十分にされることをお勧めします。
ただ近郊に目を向けると昨年あたりから大学医局員の引き上げにより東京を取り巻く周辺部(東京西部地区、千葉県、埼玉県、神奈川県)については求人が増えております。
東京で勤務希望の方も範囲を広く取られれば候補病院も多くなるのではないかと思います。
また関西もそれに似た傾向があります。その他の地方については、内科を中心に求人数は多い状況が続いております。
2.求人の主体(規模やその形態)について
医局員の引き上げ傾向が強まるなか、以前であれば公的病院などは人材紹介会社で募集をかけるということはなかったのですが、医局だけに頼るということはなかなか難しいようで、公的病院からも求人が来るようになってきました。
また300床以上の中堅〜大病院も昨年に比べれば求人が増えている印象があります。
また施設の種別につきましては診療報酬改定で急性期に焦点が当てられていることから急性期の病院については求人が増えています。
また反対に求人数の減少が顕著となったのが療養型病院。病床数削減が確定的になった今なかなか積極的に採用していくのは難しいようです。
3.求人の科目的な特徴について
内科については安定した求人量がありますが、専門科(循環器内科、呼吸器内科など)による転職の場合は求人が限られることもあると思われます。
急性期病院においては積極的な患者の受け入れのため内科系だけでなく外科系の先生の採用も積極的になってきているようです。
また全国的に不足しているとされる産科や小児科などですが、東京などの大都会の場合は少子化のあおりを受けた形で、求人も限られており充足しているという傾向が強いようです。
4.非常勤の求人について
非常勤の求人について、当社は首都圏を中心にお取り扱いしておりますが、求人の最近の傾向としては、人件費が最終的に上がってしまう非常勤よりも常勤をメインに採用を強化しているところが多いように思われます。
従いまして非常勤で勤務されても常勤の方が入職された場合、勤務の終了をお願いされるケースも増えてくることが予想されます。
また非常勤についてはタイミングが非常に重要ですので、勤務を考えておられる先生は常にアンテナを張っておくべきだと思います。
5.男女別の特徴について
今や医師になられる方の約3割が女性ということで、女性医師が増えている状況ではありますが、女性医師が働く上での勤務環境を十分に考えられている施設はまだまだ少ない状況です。
なかなかすぐに体制を変えるというのも難しいと思われますので、あまり勤務時間や勤務内容にこだわりすぎると採用が見送られるケースも見られますのである程度柔軟な姿勢で求人と交渉するべきだと思います。
また患者に女性が多い診療科では男性医師がお断りされるケースも出てきています。男性医師の方はそのあたりの事前調査が必要ではないかと思われます。
なお今回は2006年度の求人の傾向についてざっとまとめてみました。
次回以降求職者(=転職希望ドクター)の傾向や転職の注意点なども配信していきたいと思っております。
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