先日ある医療系の出版社が民間病院に向けてこのような質問(=アンケート)をされました。
「医師の採用にあたって病院が重視する点は何ですか?」
a. コミュニケーション能力
b. 技術
c. 人間性
d. 診療科目
e. 専門医・認定医等の資格
f. 臨床経験
・・・それ以外の回答もありますが、ここでは省きます
皆様は何だと思われますか?
答えは圧倒的にc. 「人間性」です。
「人間性」と言ってもその言葉自体非常にあいまいで難しい表現ですが、私なりに解釈すると、『一般的な社会常識を踏まえ、独りよがりではなく、患者やスタッフの方との信頼関係を築ける方』だと思います。
ちなみに「人間性」より以下の順位を申し上げると
b.技術、d.診療科目、a.コミュニケーション能力、f.臨床経験、e.専門医・認定医等の資格・・・となっています。
ではなぜこれほどまでに医師の「人間性」が求められているのか?ということですが、時代の変化により医師や病院が患者にとって絶対的な存在ではなく、患者さんに選ばれる存在に近づいてきたことが一因であるように感じられます。そしてその病院の評価が、医師の「人間性」の評価と密接に結びつくようになったのではないでしょうか。
この傾向は特に民間病院において顕著であり、我々も日々病院の採用担当者とお話する中で、まず「人間性」ということをどの方もおっしゃいます。もちろん皆様の中でも医局に属され、大学の医局ではそうではないと感じる方もいらっしゃるとは思いますが、もし医局を飛び出し民間病院への転職を考えられている方は、専門医や経験年数といった条件よりまず「人間性」が求められているということを認識していただければと思います。
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